臨床心理士が1989年に誕生して、ほぼ30年になろうとしています。地道な成果とともに一時代が終わり、新たな展開を余儀なくされているかもしれません。臨床心理士として仕事をしていくうえでのアイデンティティ形成、進路意思決定、生活をも含めた進展がいかなるものであるのかを、従来通りではなく、新たな時代の変化にも対応できるように、より柔軟に幅広く見直していく時期であろうと思われます。

こうした変化に即して、今後は初学者の段階から臨床心理士として必要なものは何か、今後の中堅やベテランにとって必要な課題はどう変化していくのか、これまで以上の議論を求められているように思います。
時代の流れから、それぞれの領域で適宜必要とされる知識や経験なども、様々な異なる実情も共有し、プラスに活用すべき機会が与えられているように思われます。
どんなアプローチも、成果と引き換えに用済みになりかねないという、存在価値や商品性を問われ続ける産業領域の「コア・コンピテンシー」は、我々の現状と今後のあり方を見据えるうえで有用ではないかと考える人たちも増えてきた現状に照らし、今回初めて、産業領域での「コア・コンピ―テンシー」をまとめて下さった坂井一史氏を講師にお招きし、キャリアを考える一助にしたいと思います。

職能・研修委員会として、今後のために何が必要か（共通のもの）また何が足りないかという現状を踏まえて、望ましい研修のテーマやあり方などを見出すためにも、より多くの皆様のご意見を頂戴する会にしたいと思っています。

【日時】　2017年3月26日（日）10:00～16:00
【場所】　文京シビックホール ３階　会議室１

【プログラム】
　午前　「産業領域における臨床心理士のコア・コンピーテンシー」
　　　　　　　講師　坂井一史氏（SCGカウンセリングセンター）
　午後　グループワーク

【募集人数】　50名
【参加費】　3,000円
【申込締切】　3月15日（水）　→　3月20日（月）　※参加費入金締切21日（火）14時

【申込み方法】下記の参加申込フォームよりお申込ください。

※自動返信にて、参加方法についてご連絡します。返信がない場合には、速やかにお問い合わせください。
※なお、一旦ご納入いただいた参加費は返金できませんのでご了承ください。

※臨床心理士資格認定協会の資格更新ポイントを申請予定です。